Origami PayがLAWSONで使用可能に

 

Origami Payが、9月11日よりLAWSONで使用可能になりました。

日本でのQRコード決済の先駆者として名を上げたOrigami Payですが、楽天Pay,LINE Pay、また相次ぐ新規事業者の参入で 正直最近は存在感を感じられなかった印象です。

競争の激化が予測されるキャッシュレス支払い。どのサービスが今後優位に立つのでしょうか。

『Origami Pay』の特徴

Origami Payは他のQRコード決済サービスに一歩先んじ、2016年5月よりサービスが開始されました。

Origami - お支払いアプリ

Origami – お支払いアプリ

posted withアプリーチ

Origami Payの大きな特徴は、やはりAlipayとの業務提携でしょうか。AlipayはQRコード決済が広く浸透している中国で、最大のシェアをほこるサービスです。サービス加入者数は5億人に迫る勢いだとか。

追記:PayPayもAlipayとサービス連携を開始しました。(プレスリリース

Origami PayでAlipayの支払い、AlipayでOrigami Payの支払いと、双方向に利用可能です。中国出張を予定されている方や、中国人観光客向けへの支払い対応に、Origami Payは有効でしょう。

また、Origami Payを導入している店舗の多くがキャンペーンを実施していることも特徴として挙げられます。

LAWSONで対応開始

そんなOrigami Payが9月11日より、LAWSONで使用可能になりました。

サービス開始に伴い、9月11日~30日までの間 マチカフェコーヒー(S)毎日無料提供されています。コーヒー目当てに通ってあだ名をつけられそう…


▲ 早速 コーヒーを貰ってきました

他サービスと比較

楽天Pay

強力なポイントサービスを有する楽天グループのキャッシュレス支払いサービス。

楽天会員なら200円で+1ポイント、支払い方法に楽天カードを登録していると、さらに100円ごとに+1ポイント上乗せで付与されます。

つまり200円の品なら、楽天カード登録で 3ポイント獲得となります。

楽天カードを所有している方には、楽天Payの利用がおすすめです。

LINE Pay

ユーザー間で送金可能と、コミュニケーションプラットフォームの利点を最大に活かした特徴をもつLINE Pay。

期間限定ですが、かなり高還元のポイントが付与されます。ただし高ポイント獲得のハードルは結構高め。


はじめに、LINEには「マイカラー」と呼ばれるランク制度が存在します。

マイカラーの判定基準は2018年8月1日に更新されました(公式ブログ)。マイカラーとポイント率を表にすると以下の通り。

マイカラーカラー判定ポイント率
グリーン決済額10万円/月+月間5人以上のユーザーへ送金2%
ブルー決済額5~10万円未満/月+月間3人以上のユーザーへ送金1%
レッド決済額1~5万円未満/月+月間1人以上のユーザーへ送金0.8%
ホワイト決済額0~1万円未満/月0.5%

最高ランクのグリーンの判定基準は「決済額10万円/月+月間5人以上のユーザーへ送金」。

決済額の判定には、LINE Payに連携したクレジットカードの決済が含まれます。グリーン判定のハードルは後者が厄介でしょうか。意識しないと達成が難しそうです。

上記のポイント率に加え、1年間の期間限定(~2019年8月)で、コード決済で+3%付与されます。

マイカラーがグリーンだと、脅威のポイント率5%!最低ランクのホワイトでも3.5%と、期間限定とはいえ楽天ペイを上回る還元率です。


LINE Payは事業者側にもメリットがあります。2021年までなんと決済手数料が無料

楽天Pay、Origami Payの手数料が3%超であることを考えると、小規模店舗にはありがたいですね。※ AmazonのQRコード支払い「Amazon Pay」も決済手数料無料です。

高ポイント率といい、ユーザー獲得スタートダッシュへの強い意思を感じます。

d払い

Origami Payと同じく、9月11日よりLAWSONで使用可能になりました。

こちらもキャンペーン中で、先着20万人に「ローソン マチカフェ アイスカフェラテMサイズ」のクーポンが貰えます(2018年10月31日まで)。

▲こちらも貰ってきました
(恥ずかしいのでコーヒーの店舗とは違うお店で貰いました…)

楽天と同じく、ポイントカードの提示でdポイントが貯まります。但しdポイントは「200円で1ポイント」と還元率は楽天Pay,LINE Payよりは少なめ。

また dカードのiD支払いの場合は「100円で1ポイント」dポイントが付与されます。そのため iD持ちの方が無理にd払いを使用するメリットは今のところありません。

d払いの特徴として、ドコモ会員なら電話料金合算払いが使えます。ドコモ会員で、クレジットカードを持てない人、カードをサービスに登録したくない人には、d払いがおすすめです。

サービスまとめ

※管理人の独断です

  • 楽天Pay・・・・楽天カード会員には強力なポイント還元が魅力。楽天会員なら迷わずコレ。
  • LINE Pay  ・・・LINE Payがメイン支払いならコレ。ポイント率最大5%は他の追随を許しません。楽天会員でも期間限定なら こちらに分がある?

今のところ、上記2サービスが2強でしょうか。

しかし 上述した通り、Origami Payの加盟店の多くがキャンペーンを開催しており、店舗によって支払い法を変えるのがベストと言えます。

そこまでしたくない,面倒だという方には、上の2つがオススメですね。

まとめ

Origami Pay(とd払い)がLAWSONで使用可能になりました。

ぞくぞく キャッシュレス支払いサービスが登場し、各社しのぎを削っています。今はまさに群雄割拠の様相ですが、数年の後にある程度 優位が決まるのではないでしょうか。

個人的には、多くのポイント会員を抱える楽天と、個人間送金サービスが使用できるLINE Payに分があると感じています。

一方 コンビニ店員の方は、支払いサービス種が多く 大変な思いをしているでしょう…。EdyとiD、楽天PayとQuick Pay、…名前も似たり寄ったりでややこしいですね。

ある程度サービスは絞られてほしいですが、競争状態にあるからこそ、ユーザーも恩恵に預かれている側面もあります。

最後に、マチカフェコーヒーは最高に美味しかったです!明日も貰いに行こう。。