あまり当ブログで扱う題材ではないのですが、衝撃的な内容だったので記事にすることにしました。
タイトルの通り、ドコモ,au,ソフトバンクの携帯大手3社が揃ってファーウェイ製品を除外する方針をかためました。
追記:共同通信の報道に対し、各社は「現時点で決まった事実はない」とコメントしています。
ファーウェイ製品を除外か
米国のファーウェイ,ZTE製品の除外の余波がついに日本にもやってきました。カナダで孟晩舟副会長兼CFOが当局に逮捕の報を受けて、一層緊張度が高くなりましたが、予想より早くの決断だったように思います。
コストパフィーマンスの高さから、近年日本でも人気の高い中華製スマホ。テレビCMでも特にファーウェイ製品の広告を見かけました。何を隠そう管理人もファーウェイ製品を使用しています。
先日 ファーウェイ製品にハードレベルで、「余分なもの」が発見されたと報道がありました。ただ具体的に何だったかは明らかにはされていません。恐らく日中関係に譲歩した情報公開だったのでしょう。
同レベルの個人情報取得は、Google, Apple, Facebookでも行われています。が、中華企業の危険な点は、これらの企業が(ほぼ)国家運営ということにあります。
実際にファーウェイが個人情報をどのように管理・運用しているかは知る由もありません。トランプ政権運営に狙い打ちされた感もあります。しかし運用形態はどうであれ、中国側に個人・技術情報が流れているのは事実でしょう。
もちろん一般人の個人情報が漏れたとして、直接影響を受けるものではありません。問題なのは、国家レベルで全世界の指紋,金融,アクティビティをビッグデータとして包括的に収集・処理している点です。
米中関係はより深刻になる一方か
改善に向けた政策,動向が起こると、間もなく問題が生じますねw
今後、全世界的に株価が下落トレンドに入ると、10年後には「米中ショック」と名付けられることでしょう。チャート的にも10年の上昇トレンドがそろそろ終焉を迎え、下落するきっかけを探している状況と言えます。
官営で国策を強引に主導でき、仮に国外にそっぽ向かれても国内だけで圧倒的なマーケットをもつ中国の影響度がますます顕在化しています。陸続きでロシア,中東諸国と繋がりがあることも米国の頭痛の種ですね。
こうなるとますます 防波堤としての日本の役割が大きくなることでしょう。米中の狭間でかなり難しい政局運営を迫られることは必至です。
また日本国内の状況を見ると、国内マーケットの縮小,需要低下が各分野で見られます。こうなると近隣国との繋がりを重視する政策に傾く可能性もあります。今後10年で、日本の状況はかなり変化を迎えることでしょう。
株価が上がる/下がる銘柄は?
さて、最後にファーウェイ,ZTEの規制を受けて、株価が変動する銘柄を予測してみます。
もちろん管理人個人の予測に過ぎません。最終的な判断は、読者の皆様の自己責任でお願いいたします。
ソフトバンク
15日に上場を迎えるソフトバンクおよび、ソフトバンクグループ(9984)は、国内でファーウェイのネットワークを導入しており、下落するかもしれません。
通信障害の問題も大きく取り沙汰され、直近は厳しいかも。
なお通信障害の原因となったエリクソン株価は、ファーウェイ締め出しの影響か上昇しています。
ソニー
端末のライバル企業ですが、国外・国内ともにシェアがかなり減少しており、良くも悪くも影響はないかもしれませんね。
中国株
米中化貿易摩擦から、下落トレンドが継続しています。
ファーウェイ,ZTEのみならず、短期的には多くの株価が値を落とすかもしれません。