マイデータが2018年に開始した、情報銀行サービス『MEY』を見ていきます。
『MEY』とは
『MEY』は電通テックが2018年に設立した、マイデータ・インテリジェンスによって運営されています。
パーソナルデータ(以下、PD)の管理を委託する「情報銀行」です。
情報銀行については、以下の記事詳しく触れています。
企業側は、異種業のPDを元に さらにパーソナライズ化した広告,商品開発が可能に。消費者側は、複数の管理情報を管理する手間から解放,情報漏えいリスクの回避に繋がるとされます。
記事執筆現在、MEYは「MEYベネフィット」というサービスを提供しています
MEYベネフィット
MEYベネフィットは、ユーザー参加型のプロモーションや、顧客管理などのサービスを提供しています。
・家族構成アンケート
・宝くじが当たったら何を買うか?
・缶ビールをかったレシートの写真投稿 etc…
おせちの画像投稿キャンペーンもありました。どうやら、画像解析の教師データとして使用するようです。
ユーザーはキャンペーンに回答することで、抽選で電子マネープレゼントなどの報酬を得ることができます。
このように、MEYに登録されたユーザーのPDと関連付け、多種多様なデータを企業に提供することを目的としたサービスです。
記事執筆現在 運営元のマイデータ・インテリジェンスのみがプロモーションを行っているよう。今後 他企業もMEYのプラットフォームを利用して、何らかのキャンペーンを展開するのでしょうか。
まとめ
電通系の情報銀行サービス『MEY』でした。
以前の記事で紹介した『paspit』は、残念ながら その後の展開が一向になく、少しがっかりしておりました。しかし、こちらはさすがの電通系ということで、サービス開始当初から 積極的にプロモーションを展開しており好印象です。
個人情報を企業に提供することに是非はあるでしょう。システムに”完全”はありませんので、一度に全て漏洩する危険もあります。が、いわゆるプラットフォーマーに対抗する国産企業の成長に期待したいです。