アニメ「かぐや様は告らせたい」6話 感想

 

恋愛は好きになったほうが負けなのである

アニメ「かぐや様は告らせたい」第6話の感想です。

アニメ「かぐや様は告らせたい」6話

石上優は生き延びたい

「石上優は生き延びたい」より

ついに登場 石上会計

1クールの折り返し地点で、満を持して石上が参戦。声優は鈴木崚汰さん。私のイメージより少しだけ低いトーンでしたが、すぐに慣れました。ぼそぼそ喋りと、アクセル全開時の声の裏返りが、まさに”石上”という感じですね。

原作では3年生が務めている設定の、生徒会の役職「庶務」と「会計監査」は、アニメでは全く触れられないようです。エピソードの本筋には関係なさそうですので、問題ないでしょう。

石上は刊行されている単行本13巻時と比較すると、性格がまったく異なりますねw やはり体育祭が彼にとってのターニングポイント。ぜひとも そこまで映像化してほしいものです。

ネガティブ全開ですが、この頃から思ったことは結構ズバズバ言う石上。観察力は随一にもかかわらず、伝え方で大損してしまう。「脈なし」ではなく、「2人はお似合い」を声に出せば、かぐやの印象もだいぶ違ったことでしょう。このあたりは図らずともミコがうまいですよね。彼女は彼女で他に問題を抱えているのですが…w

 

藤原千花はテストしたい

「藤原千花はテストしたい」より

心理テスト回。

9人産む気満々のかぐや。選択授業の時といい、かぐやは尽くすタイプですね(それならプライドを捨てて告れば良い、というのは禁句)。

「暗い夜道で声をかけられる」シチュエーションは、石上のように恐怖心、会長のように庇護欲求で意味合いが異なってくるように思います。”好きな人”は、まさしく後者。前者も潜在的に恐れている=気になっている、という意味なのでしょうか。

このエピソードに限らず、かぐやは周到な準備,白銀は対応力で、局面を打開しようとしますね。しかし2人の関係が変化するのは、それが逆になったとき。白銀が準備を重ね、かぐやが一歩前に進んだときに状況が進展するのが面白いです。

会長の愛の大きさは、奉心祭のエピソードで無事回収!「気持ちとしては足りないくらいだ」が、100%体現されていました。うーん、14巻が待ち遠しい。

 

かぐや様は気づかれたい

ネイル回。

「きんもー」無限ループが公式Twitterから提供されています。心を強くしたい方はどうぞ。

男女の考え方の違いが反映された今エピソード。男性はまず相手の変化に気付きませんよね。仮に気付いたとしても、白銀のように言い淀んでしまうのが常。そこで他意なく指摘できるのが、「モテる」男なのでしょう。

ネイルは女性にとってはガンプラみたいなもので、異性向けというより自分あるいは同じ女性同士のために施されます。そこを理解せず、「ネイルなんかしても男にはモテない」なんて したり顔で指摘しないようにしましょう。それこそ石上ですよ!

・・・

プライドは高いですが、家族愛に乏しく自己評価が低いかぐや。皮肉にも藤原という存在が身近にいることで、より自身の冷酷さ・可愛げのなさを痛感するのでしょう。

四宮家の教育方針がよくわかりませんね。当主の雁庵は余程の人間不信? 当主の意思を必要以上に汲み取る周囲の人間が、状況をより悪化させ、負のスパイラルに陥っているのかもしれません。本家から1人離れて暮らすかぐやの背景と共に、このあたりは今後徐々に明かされていくでしょう。

原作の赤坂先生も述べられている通り、古賀さんの演技は本当に素晴らしいですね。涙で画面がぼやける演出も併せてグッときました。

 

まさかの実写化

実写映画化! 白銀とかぐやは今をときめくお二人が演じられます。平野紫耀さんがキャスティングされるというミラクル。

アニメ製作委員会の構成数の少なさと言い、メディアミックスにかなり力を入れていることが伺えます。これはアニメ2期も確約か…?

実写をきっかけに、より多くの方に作品に触れて頂けると、いちファンとして嬉しいですね。アニメ化だけでは、どうしても行き届く裾野に限界がありますから。

 

第7話

次回第7話は以下のエピソード。

「白銀御行は働きたい」… 柏木彼氏の相談パート2
「かぐや様は入れたい」… 石上の青春ヘイト
「かぐや様は堪えたい」… チ◯チ◯回

堪えたい アニメ化…!震えて待て!