アニメ「かぐや様は告らせたい」8話 感想

 

恋愛は好きになったほうが負けなのである

アニメ「かぐや様は告らせたい」第8話の感想です。

アニメ「かぐや様は告らせたい」8話

かぐや様は呼ばせたい

「かぐや様は呼ばせたい」より

会長の妹、圭ちゃん登場! アニメで改めて見ると、かぐやの言う通り会長によく似ています。

圭ちゃんは「秀知院の中等部」に在籍しています。御行は高等部からの外部入学ですので、同タイミングで中等部と高等部に編入したのですね。

後のエピソードで明かされる通り、御行は当初 秀知院への編入に意欲的ではありませんでした。もしかすると、圭ちゃんの意思が秀知院編入のきっかけとなったのかもしれませんね。

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「すごーい、どこまで行くの!?」

石上もびっくりのフルスロットルで、妄想が止まらない かぐや。しかし「家族愛に飢えていた」という、かぐやのキーフレーズがさらりと登場。妄想自体はIQ3 ほんわかしておりますが、意外に闇深い背景です。

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久々の藤原 余命幾ばくもない案件。そこかしこに地雷原が存在するかぐやの近くで、(綱渡りで)ずっと生き長らえた藤原は、ある意味天才なのかも。これを天然でやっているから恐ろしい…。

反抗期まっさかりの圭ちゃんですが、その実 兄の心配をしており、ただの照れ隠しだと この時点でわかります。12巻の「白銀圭は見せつけたい」まで映像化されないかな。

 

白銀御行は負けられない

「白銀御行は負けられない」より

期末テスト回!

かぐや様で どれかひとつのエピソードをお勧めするなら、本回を選びますね。白銀の人間臭さ、かぐやの負けず嫌い、ナレーションなどなど、かぐや様の魅力が この1話にぎゅっと凝縮されています。

「嘘である!」

ナレーションのテンポ・トーンもさることながら、BGMも大変マッチしていましたね! 

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ヤングジャンプ掲載当時の感想サイトを思い返してみると、このあたりから石上人気が高まって、(アニメでは次話の)神経衰弱編で必須キャラとして認識されたように記憶しています。

赤坂先生がどこかのインタビューで仰っていましたが、「かぐや様」では 初登場の後 しばらくして、これまで描かれたキャラ像をあえて崩すようにしているそうです。

藤原がただのユルフワではなく 性格に難あり 姑息だったり、ミコが雑魚・腹ペコ、早坂がマザコン、石上なら 逃げグセ・陰キャ(by圭ちゃん)→ 正論DV・白銀と仲良し等、意図してギャップを生じさせています。

白銀,かぐや,藤原で、1つの型として完成された中に、まったく毛色の異なる石上を投入すると、最初は違和感が出るものです。事実 「石上は不要」と、連載時にはよく言われていました。

しかし あえて形成されたキャラ像を崩すことで、新たな人間関係を容易に構築できるため、既存キャラの枠組みに違和感なく新キャラが浸透するのだと思います。

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四宮という天才と張り合うために、努力する白銀

「かぐや様」のエッセンスは一貫して↑これなんですよね。両者の思いが花開くのは文化祭・奉心祭!

 

そして石上優は目を閉じた

「そして石上優は目を閉じた」より

かぐやの石上特訓回。

これまで多少の改変はあったものの、ほぼ原作通りの展開だったアニメ「かぐや様」において、今エピソードはかなり大胆な変更となりました。

と言っても内容それ自体ではなく、夏休み後の2学期だったものが、1学期末テストに順序変更されています。おそらく この後来る花火回でのモノローグに併せての改変だと思います。

テスト回での「珍しく本気も本気でテストに臨んでいる」の描写に対して違和感は出るものの、キャラの掘り下げという意味で 思い切った演出として受け止めています。

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ゲーム没収で、「ピコピコ」というかぐやがお可愛い。

海外では同様に、ゲーム機全般を「nintendo」と親世代は呼ぶそうです。どこのお国も似たような事情なんですねw

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図書館で陰口を叩かれた際、石上が口にした「もういいですよ」からの演技が、すごく好きです。ある種 諦めの境地に入った、無気力な石上の心境が見事に表現されていたように思います。

白銀 – 藤原は母息子ですが、かぐや – 石上は姉弟のような関係性ですね。恋愛関係には決して発展しない男女関係も良いものです。

 

第9話

次回第9話は以下のエピソード。

「かぐや様は送りたい」… 雨の日の送迎
「藤原千花は見舞いたい」… 神経衰弱
「四宮かぐやについて①」… お見舞い

なんと特訓回 校歌編はカット!!!

このエピソードがないと、選択授業,カラオケ,ラップ回に影響しますね。また、2期は確約されていない模様…。

原作売上はかなり伸びているはずなので、やはり円盤売上次第でしょうか。